新開館の「中野東図書館」で展覧会開催

2022年01月30日
マイティブックが2020年からロシアの国際交流基金モスクワ日本文化センターとコロナ禍で取り組んでき文化交流。「てぶくろをかいに」のお話を聞いて「絵本の表紙を自分で描こう」コンクールの入選作品を2022年2月1日に新しく開館する中野東図書館で展示します。 

 コロナ禍の2020年、ロシアの首都モスクワにある国際交流基金モスクワ日本文化センターでは自宅待機中でも楽しく日本文学に触れる機会を提供したいと、公式YouTubeで『てぶくろをかいに』の日本語での朗読動画(ロシア語字幕付き)を公開。それを視聴した人が物語のイメージを本の表紙にして描く「日本のお話で絵本の表紙作りにチェレンジ‼<テーマ作品『てぶくろをかいに』」のコンクールを開催しました。

 このコンクールには、4歳から62歳まで593作品の応募があり、日本とロシアの両国で審査が行われました。ロシア側の審査では2018年に国際アンデルセン賞画家賞を受賞したイーゴリ・オレイニコフ氏も参加。2021年9月7日から19日には、モスクワにある国立の全ロシア外国文献図書館で展覧会も行われました。

 日本でも文学を通じた国際交流を目指し、作者の新美南吉が東京外語大学の学生時代に住み「てぶくろをかいに」を執筆したという東京都中野区に新しく開館する「中野東図書館」で、ロシアから届いた素敵な絵本の表紙展を開催します。ぜひご覧ください。


展示は入選作の162点を予定しています。

<展示日程>

●3歳~6歳までの部/2022年2月1日(火)~2月7日(月)
●7歳~12歳までの部/2022年2月8日(火)~2月21日(月)
●13歳~17歳までの部/2022年2月22日(火)~2月28日(月)
●18歳以上/2022年3月1日(火)~3月14日(月)
●アンコール作品展示/2022年月15日(火)~3月24日(木)


《ロシアでのコンクール概要》

コンクールのテーマ作品『てぶくろをかいに』の朗読動画を国際交流基金モスクワ日本文化センターの公式YouTubedeに2021年12月20日から2021年3月31日を応募期間として配信。
最年少は4歳から最年長は62歳まで、593作品の応募があり、入賞は162作品(124名※複数賞受賞あり)でした。また、応募はロシアだけでなく、スロベニア、ベルギー、フランス、ブルガリア、アルメニア、ベラルーシ、ウクライナ、ウズベキスタン、モルドバ、キルギスタン、エストニア、カザフスタン、トルコからも多数あり、予想外の国際コンクールとなりました。
それを視聴した皆さんから、「『てぶくろをかいに』の絵本の表紙を自分の描いたら?」をお題にして作品を募集しました。 応募締め切りの2021年3月31日までに、国際交流基金モスクワ日本文化センター公式YouTubeの動画「てぶくろをかいに」の再生回数は4300回を超え、合計で593作品の「てぶくろをかいに」の創作表紙が同センターに寄せられました。

朗読動画「てぶくろをかいに」
朗読は日本語で、背景のイラストにロシア語の字幕をつけた動画を国際交流基金モスクワ日本文化センター公式YouTubeで公開。
https://www.youtube.com/user/JFMoscowOffice
文:新美南吉
絵:はせがわゆうじ
朗読:井上あずみ&ゆーゆ
演奏:森の五重奏団
黒田聰(フルート)/田渕哲也(オーボエ)/
大藤豪一郎(クラリネット)/伊東輝道(ホルン)/
中澤美紀(ファゴット)

<コンクールの賞>

はせがわゆうじ賞
井上あずみ&ゆーゆ賞
カスチョール賞<田中泰子賞、田中友子賞>
本のつばさ賞<子ども:3歳から6歳の部>
本のつばさ賞<子ども:7歳から12歳の部>
本のつばさ賞<子ども:13歳から17歳の部>
本のつばさ賞<大人の部:18歳以上>
イーゴリ・オレイニコフ賞
アナスタシア・アルヒーポヴァ賞
外国文献図書館児童書センター賞
国際交流基金モスクワ日本文化センター賞