「図書館の学校」春号はオークランド・コンテナ図書館です。

帆の街ともよばれるオークランドで、石油プラントが並ぶ港湾エリアが豊かな暮らしが実感できる市民の場所へと変貌しています。この、ウォーターフロント地域の再開発で、様々な施設が建設されているのですが、その中に輸送用コンテナを利用した図書館がありました。

駐車場と陸橋の間にある空間を埋める簡易図書館と思いきや、なんと10年以上もオークランドのライフ・オブ・クオリティのアイコンとして市民に愛される行政下の図書館となっています。そして、現在は傷んだ箇所のメンテナンス中で、もっとよい場所に移動して運営されるそうです。そんな、和みの公共図書館を紹介しています。 

分断する世界の子どもの本で国際理解。ＩＢＢＹはどこまで理想を語れるか？

そして、今号には2022年9月に開催した「第38回ＩＢＢＹ世界大会プトラジャヤ」の報告と、ウクライナとロシアの衝突の間にいる国際機関としてのＩＢＢＹの混乱について書かせてもらいました。こちらは、子どもの本が戦後目指してきた平和への役割を、現在のロシアとウクライナの状況から考える議論につなげていかなければならないという想いでまとめたものです。

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